コハタのコトバ

コハタのコトバ

木幡真人の『コハタのコトバ』

ええいっと踏み出せば、面白くなるのに。

朝7時半、若干のだるさと共に目を覚ます。
 
 
 
だるさといっても、前日走った分の疲れが残っていてくらいのものだけど。
 
 
 
朝は起きるだけでも辛いのに、きょうは朝に1時間走ることにしていた。
身体もだるいし、起きたくないし、当然走りたくなんかない。
 
 
 
でも、走らなかったら月200kmの目標が達成できないから、この重い身体と気持ちを無理矢理起こしてリビングに向かう。
 
 
 
BSで早い時間帯にやってる朝ドラを見ながら、着替える。
寝てたい、テレビを見ていたい、でもその何かができて、何かをやっていたら少しだけ強くなれる気がする時間をダラダラすることに費やすのは嫌だから、ランシューに足を入れ靴紐を結ぶ。
 
 
 
 
 
 
さっきまで、あんなに走りたくなかったのに、身体が重いと思っていたのに走り出してみたら意外とペースが速い。
 
 
アップなしで1kmの入りが5分らしい。iPhoneを後ろのポケットに入れるのに最初歩いたから、実際のラップは4分50秒くらい。
 
 
きょうは1時間ジョグをするからいつもよりもペースが遅くなってもいいと思っていた。
でも、次のラップが4分35秒。たしかに、前日の影響で、呼吸は少ししずらいというか、筋肉に疲れはあるけどそんなに辛いほどではない。
 
 
 
 
そうやってペースが落ちぬまま、5kmを過ぎ、6kmを過ぎ30分が経った。
 
 
 
 
 
1時間走ると、だいたい12km〜13kmちょっと走る。
 
ここ1ヶ月走ってきたいつものジョグの距離よりも3kmほど伸びるし、一人で走ってるときに10km以上走るのは初めてだから別にペースは気にしてなかった。むしろ、落としてもいいと思っていた。
 
 
 
 
後半に入って、あまり体感速度が速いとは思っていないけど、ペースが全く落ちない。
保とうとしているつもりは全くないのに、ラップが前の1kmと1秒もずれないこともあった。
 
 
 
さすがに、10kmを超えるとストライドが少し狭くなってくるような感覚があった。
 
 
でも、そんなに辛くはない。
体幹を保とうと意識すれば、なんとかなる範囲。
 
 
 
今月の前半は10km以上走ろうと思っても、メンタル的にやっぱりいいかとなっていたけど、
案外、やろうと重い腰を上げてみると、突破できた。
 
 
 
 
1時間を迎えて、13.2km。
どうせ、13km超えたんだからと、残り800mを走って14kmまで行くことにした。
 
14.03kmを走って、63分48秒。
 
 
 
Nike+を後からチェックしてみると、最初の1km以外は4分30秒±5秒。
その速さを13km持続できた。
 
 
1時間このペースで走るのは、たぶん高校で長距離をやっていた時以来だと思う。
 
 
 
それにしても、起きてから40分でここまで走れるとは思わなかった。
 
 
 
 
 
 
僕も全然できてないけど、
やっぱり何かを始めるときって苦しいよなーって思ったり、プロジェクトとかだったらこれやる自信がないよなーって思ったり、やっぱりこれ行かなくてもいっかって思いがち。
 
 
 
高校生の頃は面白かったとか、あの頃はもっとできたとか、
いろいろ過去の自分を妬むようになる。執着するようになる。
 
 
でも、やっぱり本当に大切なことって、
きょう走ったことみたいに「ええいっ」と起きて、靴紐結ぶことで。
 
 
 
スタートラインに立つと、さっきまで思ってた心配なんてどうでもよくなる。
走り出したら、5kmまで行ってみよう、30分まで頑張ろう、10kmまで、あと2km、ラスト…じゃあもう1km走ってみようと小さなゴールを作っていくだけ。
 
 
やっぱり、動かなきゃ面白くはない。
その「ええいっ」ができると、面白くなる。
 
 
 
走ることも、毎日走ってると1ヶ月後には1時間それなりのスピードで走れるようになった。
今の自分もそうだけど、
毎日毎日「ええいっ」をすると、最初は少しの角度の差でも1ヶ月経つと全く違うポイントに立っている。
 
 
タイムもそりゃ出したい。
きっと2ヶ月後くらいににできているであろう彼女のためにも痩せておきたい…(?)。
 
でも、それ以上に僕が今走ってるのは、これまでの燻ってるくせにかっこつけてた自分の鎧を脱ぎたいから。
椅子に脚組んでかっこつけてるんじゃなくて、カッコよくなれるかなんて知らないけど、「ええいっ」って毎日毎日頑張って本当の意味で自分に対して満足したいから。
 
 
待ってろ、頑張ってる自分。
追いついてやるから。