コハタのコトバ

コハタのコトバ

木幡真人の『コハタのコトバ』

キミはこれからどう生きていくの?

大学4年になって、9月がくれば22歳になる。高校生の頃に言っていた意識高いこうなりたいだけでは、ワケが違ってくる歳だと切実なことを思っていて。

 

あと1年もすれば、周りの友達はどこかの会社に入って働くようになる。正確にいえば、ぼくだって何らかの生きていく術を持つ必要がある。

 

その野に放たれる感覚を持ちながら、自分が好きなことだけをやるというのはやっぱり大きい不安が自分の中にあって。でも、不安に思っているだけじゃ何も始まらないからこうやって言葉に変えようと思ってキーボードを叩いている。

 

自分自身が好きなことを追い求めたいとは思っている。それが、ジブンゴトの想いを持った大学生や高校生のアクション後押しすることだし、好きなことを行動にする人たちの中で生きていきたいと僕は思っている。

 

でも、それは手放しな好きなこと、ではなくて裏付けされた好きにしていかないと追い求めていくことすらできなくて。

 

 

はっきり返せなかった時期

木幡はどうするの?就職しないの?とよく聞かれるし、木幡はそれで稼げるの?とも聞かれる。母親にも「食べていける仕事はしてね。」と言われる。

 

そりゃそうとは思っている。大学出てまで、さすがに脛をかじってはいきたくないし、学部3・4年の教育ローンだってある。支払って生きていけるだけの仕事をしなきゃ自分が飢え死にしてしまう。

 

大学2年の後半から3年の1年半は、まだ「大学院に行きます。」っていう言い訳ができた。でも、その頃からはっきり返せない自分が情けないし、そういう答えしか返せない自分の計画力のなさと行動力のなさが本当に苦しかった。

 

東北ソーシャルアクションエンジンは大学2年生の10月に立ち上げた。正直、当時ぼくはこの法人を何も「売るコト」がないままに立ち上げてしまった。表面上の言葉では目的を語っているけど、軸がフラフラだったし、これを続けていけますよという「コト」を前に押し出せいないままに立ち上げてしまった。

 

その時期にできたことはたくさんあったと本当に思っている。でも、この1年は強がって何もプランがないのに「自分の法人で生きていけるようにします。」と言い張って過ごしてきた。

 

強がるけど、自分の気持ちのなかでは大きな闇のようなものが広がっていた。自分が焦って、ああでもない、こうでもないとやってるうちに周りの同年代は世間で活躍していく。

 

ある人はNPOを立ち上げメディアで取り上げられ、ある人はIT関係で起業し、ある人は小料理屋を開いた。また、大学2・3年生になると同世代だけではなくて、下の世代も追い上げてくる。

 

そんな彼らをみながら、ぼくは焦りや嫉妬、不安だらけだった。いっそ自分の弱い部分を見せれるなら見せた方が楽だったのかもしれない。でも、その頃の自分は高校生の頃からトップを走ってきたというちっぽけなプライドが邪魔をした。

 

kohatanokotoba.hatenablog.com

 

その頃書いたのがこの「『160キロ投げれるのに、130キロしかなげないのは相手をバカにしてますよ。』と言われて〜」というタイトルの記事。自意識過剰なもので、ここまで何もできなくなっても自分は本当は160キロを投げれると思っていた。三振をバリバリ取れるような投手だと思い込んでいた。本当は怪我をして、投げることすらできないのに。

 

ぼくはスゴくないということに向き合った1年

そういう意味で、自分は怪我をしている、ストレートの球速が全く通用しないということに向き合えるまでだいぶ時間がかかった。

 

「いや、きっと自分はできる。自分はもっと目立てるんだ。」と思って、何もできないのに走ろうとした。

 

自分の高校生の頃の活躍が「高校生ブランド」「震災」のなかで起きたものだと頭で理解していても、なかなかそのぬるま湯に一度浸かってしまうと、そのチヤホヤされる環境から勇気を持って抜けるというのは承認欲求が強い自分からするととてもしんどいことだった。

 

僕が焦って苦しんでいる間、活躍していった彼らはずっと頑張ってきたひとたちだった。大学で学び、自分に対して問い続けてきた。だからこそ、自分の好きなことを形にしていった。

 

僕はというと、やっと真面目に大学に行くようになり、ゼミで周りのみんなと一緒にプロジェクトに取り組んだ。最初は自分のやりたいことができないということが嫌で仕方なかった。もっと、前を走っていて脚光を浴びている自分を想像していたから。

 

自分は目立つタイプじゃない、ということに気づいた

でも、しばらく今まで続けてきたことから抜けて、過ごしてみると目立ちたいという感情よりも、みんなで楽しいことをしたい、結果を残したいという気持ちの方が上回ってきた。

 

たしかに、自分はリーダータイプでビジョンを描くタイプの人間だとは思う。でも、目立って外に出ていくタイプの人間ではないとこの1年間今までいた環境と全く違う環境の人たちと動いてきたなかで気づいた。

 

今までは他人の評価が気になった。だから、自分が周りから褒められている(=目立っている)かどうかを気にしていた。たぶん、それは自分の充実してなさから来るものだったんだと思う。高校生のときも、大学生になってからも周りから「意識が高い」と思われて、学校にいる人たちから遠ざけられてきた。学校だけではないし、活動している人たちのなかでも「木幡って何をやっているの?」と思っている人たちに対して活躍して目立てば一目置いてもらえる、そして何より「カッコイイ自分」にぼく自身が酔いしれて、欲求が満たされるから活躍して目立ちたかった。

 

しかし、大学に戻ってみて、何も自分にはない、スゴくないということに気づいた自分は別にそんなものは必要なかった。しかも、そんなものを手に入れたところで誰にも共感してもらえない。それよりも、自分自身が本当に楽しいと思えるもの、そして追い求めたいと思うものを見つけたくなった。もう、高校生の頃のプライドなんて、周りがどんな活躍をしていようと、それは要らなかったし嫉妬から刺激になった。

 

そして、その中で感じたのが「自分は目立つタイプではない」という気づきだった。前までは人前に出ることが得意だと思っていたけど、実際昔から人前に立つことはとても緊張する。大人数の前で話すことも恥ずかしいし、声が震えるし、何言ってるかわからないし、人見知りだし、テレビやラジオも自分が出たものを見るのはとても恥ずかしい。

 

逆にいうと10人以内の少ない人数や1対1の会話、高校生や大学1年生くらいの人たちと話すこと、こうやって文章で話すことが好きになった。あまり表には出ずに、小さな場所で話していることが好きなんだということに気づくことができた。

 

 

だからこそ『ジブンゴト』という言葉を込めた

自分がこの3年間でいろんなことにぶち当たって、その中で自分を見つけてきた。その過去も含めて、自分らしい飾らない名前をつけたいと思って『ジブンゴトLab.』という名前をつけた。

 

そして、同じ想いをもった仲間が集まってくれました。 

kohatanokotoba.hatenablog.com

 

キミはこれからどう生きていくの?

最初の質問に戻る。

 

・木幡はどうするの?

・就職しないの?

・それで稼げるの?

 

正直、どれも確信なんてない。

大学4年生になって、まだ稼げていない現状に焦りも当然感じている。

 

でも、就職しないで、僕は東北ソーシャルアクションエンジンやジブンゴトLab.という活動を仕事にしていきたいし、この仕事で食べていけるようになりたい。

 

それは、僕自身の好きという感情でもあるし、目の前に行動を起こしたいと悶々としている子たちがいる現状を本気で変えていきたいという想いでもある。ぼく自身が大学生だからこそ、そんな道を歩んできていろんな人に支えてもらってきた過去があるからこそ、みんなが想いをアクションにしていける未来をぼくたちがつくっていきたい。

 

確信はできてないけど、とにかく行動を起こした。想いがあるから。

そして、ぼくの想いを信じて一緒に活動してくれる仲間のためにも。 

 

将来的には学校教育や企業と一緒に仙台の大学生や高校生と向き合っていける環境をつくっていきたい。でも、まず3年は『ジブンゴトLab.』だけを続けていきたい。理由は、僕たちが担える人数のひとたちの想いをゆっくり後押ししたいということ、『ジブンゴトLab.』というプロジェクト自体を僕たちの想いがのったものとして大切に育てていきたいから。

 

ぼくはこれまで、こうだったらウケるかもというカタチを取って失敗してきた。自分自身の作りたいものを作ることから逃げてきた。だからこそ、今回の挑戦は『自分らしさ』をとても大切にしている。

 

自分らしくしたから大丈夫なんだろうか、これでウケるのか?そんな不安とか焦燥と常に闘っている。でも、とにかくぼく自身の想いを表現したいと思ってノートやパソコンと向かい合っている。

 

『ビジネスにしようと思わないことがビジネスになる近道だよ。』

 

そんなことを1年くらい前に言われた。ビジネスをしようとするんじゃない。

『好き』の先に、生きていく道がある。

 

そう信じて、毎日毎日進んでいこうと思う。

それがぼく自身の生きる道なのだとしたら、後から結果はついてくると信じて。

 

たとえ、いろんな不安があるにしても。

 

 

 

 

【お知らせ】

 
文中にも書きましたが、7月から仙台で何かやってみたい!と思っている大学生・高校生を対象にアクションを起こすための講座『ジブンゴトLab.』を開催していくために、クラウドファンディングをやっています。
 
このプロジェクトは、ぼくが大学に入ってから想いは持っているけどなかなかアクションを起こせない友達や後輩と話していて、アクションを起こしたらもっと面白くなる!応援したい!という想いから企画をしてきました。
 
現在、プログラムを開催するために必要な会場費用や物品費用、合宿経費、ゲストの謝礼金などなど合計で100万円のご支援をお願いしています。
 

また、このプログラムでは終了後に参加するひとたちを取材して記事にまとめたフリーペーパーを製作し、仙台市内の大学や高校を中心に配布する予定です。

 

参加するひとたちのサポートに留まらず、「フリーペーパー」をつくる理由は、より多くの仙台で暮らす大学生や高校生に『自分たちもアクションを起こしたい!』という思いを持ってもらいたいからです。


ぼく自身も、高校生のときにアクションを起こしたきっかけは、石巻で活動する同年代や少し上の大学生たちが自分の想いを語るキラキラした姿に「ぼくもこの人たちにように何かやってみたい!」と大きな刺激を受けたこと。


そのように、活動内容だけではなく、どんな想いから一歩を踏み出したのか、そのなかでどんな苦労を乗り越えたり、嬉しいことを経験してきたのかといった「ストーリー」を気軽に手に取れるフリーペーパーという形で伝えていき「自分には遠い。自分には難しい。」と思っているひとたちが「自分もこの人たちみたいにできるかもしれない。やってみたい。」と感じるきっかけをつくりたいと考えています。

 

「ジブンゴトLab.」クラウドファンディング詳細は下のリンクから、一度読んでみてください。
 
共感していただけたら、ぼくたちのプロジェクトへご支援をしていただけると嬉しいです。

 

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