コハタのコトバ

コハタのコトバ

木幡真人の『コハタのコトバ』

調子がいい時ほど休むことを考える

8月第2週のワークアウトが終わった。

 

【8月第2週】

・7日(月)
1時間ジョグ 13.02km
 
 
・8日(火)
休養(大雨)
 
・9日(水)
1時間ジョグ 16.13km 69'11"
 
・10日(木)
3kmジョグ+1000(3分20秒)×3(休憩7分)+4kmジョグ(4.2km)
Result:3'22"-3'21"-3'23"
 

 
@自宅:体幹3セット、ヒップリフト10回×3セット
 
・11日(金)
15kmジョグ 15.02km 69’39"
 
・12日(土)
10kmジョグ(設定:4'15"/km)
10.01km 40’51"
※大学生になってからのジョグ(10km)では、最速タイム
 
・13日(日)
休養
 
今週の走行距離は64.38km。
体重は52.05kgになり、51kg台が見えてきた。
 
体重が52kgというと、高校生のとき、テスト週間などであまり走っていなかった後に増えたなあというくらいのMAXの体重なので、いよいよ自分のなかで長距離ランナーとしてのゾーンに入ってきた。
 
それでも、現役のときのベスト体重まではあと4.5kg落とす必要がある。
 
この1ヶ月半で3.5kg落としたとはいえ、まだまだ先は長い。
 
さてさて、今週はわりと調子がよかった。
前週日曜日の陸上競技場で行なった(実に4年半ぶり)200×10の翌日に、ペースは遅くとも1時間ジョグをできたし、大雨の日を挟んだジョグでは1時間で約13.5km走る計算で走ったら1時間の時点で13.94km走っていた。
 
そこから、家まで少し距離があったので、そのまま走ったところ16kmも走ることができた。
 
そんなに追い込んだつもりではなかったけど、翌日にポイント練習(スピードを出す練習)を控えていて大丈夫かなという気持ちもあった。しかも、当日競技場にいくまで200×10をやろうとしていたが、今月末に出る3000mのためにと思って、急遽1000×3に変更して、なんだかんだ設定+3秒以内で終えることができた。
 
きのうのジョグも5分ペースでいいと思っていたら4'38"/kmだったし、今日のジョグもまさか4'05"/kmで10km押し通せると思わなかった。(このレベルは本当に、陸上競技をまともにやっていた高校2年生以来で、まさかラップタイムで1-2kmが3'57"、9-10kmが3'53"が出るとは思いもしなかった。)
 
ちなみに1km4分がどれくらいかというと、時速15kmで走っているので、ちょっと速い自転車くらい。(1000mの設定タイム3分20秒は時速18km)
 
今週の宮城・仙台が曇っていて、8月にしては涼しかったことも影響しているが、まさかこんなに調子が上がるとは思いもしなかった。走行距離も第1週に比べて、約2km多かった。
 
 
でも、僕はこの1週間を振り返ってみて、今こそしっかりと休むことを考えた方がいいと思っている。
 
調子が良いときというのは、ついついのめり込んでしまいがちだ。
 
これは、陸上競技だけではなくてプロジェクトも同じだと思っていて、ついつい調子がいいときや、夜中にアドレナリンが出まくって企画書やプレゼンをバーっと徹夜して作ってしまうことがある。
 

 

でも、僕はそんなときほど『要注意』だと思う。

 

何が要注意かというと、主に3つあって、

一つ目は「不安になってくる症候群」

二つ目は「オーバーワーク」

三つ目は燃え尽き症候群」or「怪我」

 

一つ目の「不安になってくる症候群」というのは、もしかしたら僕だけかもしれないけど、なぜか調子がよくなってくると途端に周りが気になり始めるのだ。

 

これは本当に陸上競技をやっていた時もそうだったし、プロジェクトというものをやるようになってからもそうだけど、なぜか周りが気になり始める。

 

レースに例えると分かりやすいけど、集団で走ってる時は人がいるのが当たり前なので案外人のことは気にならないし冷静に見れるのだけど、一番前に出ると前に人がいなくなるので妙に後ろがどうなっているのか気になったり、いつ抜かれるのか不安になったりするものなのだ。

 

どう気になるのかというと、これだけやってもまだ誰かに負けてしまうんじゃないかという不安、周りからもっと賞賛されたいという欲と不安、これを考えなくなってしまったら気持ちが途切れてしまうんじゃないかという不安。

 

大きくこの3つが、走ることにおいてもプロジェクトにおいても、僕が好調のときは出てくる。

 

 

 

 

それぞれ見ていくと、誰かに負けてしまう不安というのは、きょうは勝ったけどもっと走らないとあの人に勝てないんじゃないかという不安であったり、今であれば僕は15km走ったけど、あの人は20km走っていると「自分はもっと走らないと上に立てない」というような欲求、不安が出てくる。プロジェクトにおいても、手持ち無沙汰になると、仕事をしなくちゃというような衝動に駆られることがあると思う。

 

次のもっと周りから賞賛されたいというのは、誰かに負けてしまうということの延長線上であり、根本的な感情である。例えば、高校の部活であれば、先生に褒められたいとか、周りから最近調子良くなってきたと言われたいとか。でも、これの厄介なところは、一つ言われると、その2倍も3倍も言われたいと思うところ。

 

つまり、最近めっちゃ走ってるねと言われたら、それで一瞬は嬉しいんだけど、次も言われたい、その次はめっちゃ速いねって言われたい、カッコいいと思われたいみたいな、無限に膨らむ承認欲求の風船が出てくる。

 

だから、自分が期待するレスポンスがないことで、もっともっと走らないといけないと思うこと、自分のなかから出てくるネガティブな感情を消そうと走ることや仕事で昇華しようとすることでのめり込んでいく。

 

そうして、調子がいい時ほど「オーバーワーク」になっていく。

 

本気とのめり込みの境界線は正直分からない。

 

でも、目的のためのワークアウト、仕事ではなく、不安を解消するためのワークアウトになってくると本当に危ない。

 

ちなみに、5年前に僕がレース中に怪我をして走れなくなったのは、まさにこの『オーバーワーク』によるものだった。周りに勝ちたい(最初は5000mで新人戦県大会決勝に残る、駅伝東北大会にいくという目的があったのだけど)という思い、先生に認められたいという承認欲求と不安が大きくなりすぎて、最後は不安をかき消すための練習だった。

 

あと、仕事におけるアドレナリンが出まくる好調というものには、この調子がいい状態いつまで続くんだろう、いつ終わってしまうんだろうという”スター状態”がいつ終わってしまうのかという不安もつきまとう。

 

だからついつい、ストイックすぎるほどに仕事をやってしまう。寝る時間も惜しまずにやってしまう。

 

その後、いわゆる臨界点を超える状況がやってくる。

 

そして、最後にやってくるのが燃え尽き症候群(なら、まだいい)。

 

オーバーワークの末に、疲労が蓄積し、何のためにこれをやってるんだっけ?という暗雲が立ち込める。

 

燃え尽き症候群、モヤモヤならまだいい方で、これが陸上競技となると怪我や貧血という応酬でやってくる。

 

仕事でも、それに相応するのが体調を崩してしまったり、病気になってしまうこと。

 

何にしても、そこに続けられなくなってしまう落とし穴を作ることは、復帰するまでも大変だし、復帰した後が大変になる。

 

たしかに追い込むことは大事だし、追い込めるときに追い込んだ方はいい。

 

でも、その追い込むということも、なんのため?

という言葉が付き纏うと思う。

 

自分の目的・目標を達成するために追い込んでいるのか、

誰かに勝つためや誰かに賞賛されたくて追い込んでいるのか。

 

 

前者の場合は、細分化してこれくらい走れば計画通り、これはまだ足りないというのが分かる。また、自分の内面と向き合うことができる。

 

 

でも、後者の場合は天井がない。

誰かのパフォーマンスにいつまでも付き合わなきゃいけないし、賞賛されるとなるとこれまた無限になる。

 

本当に、燃え尽きてからじゃ遅い

 

 

自分自身、今は目的のために走っているけど、オーバーワークなほどにのめり込まないように、切り替えの練習をやっている。僕自身一つのことにのめり込んで、バーンアウトしやすい性格だけに。

 

走っていない時間にまで、そのことを考えていると変な感情が入って、不安が出てくるから。

 

だから、なるべく走る直前と仕事をするときや勉強をするときに聴く音楽は分けるようにしている。

 

走るときはのめり込んでいいし、仕事しているときはのめり込んでいいんだけど、それ以外のときにのめり込むようになると(とはいえ、生活の全てがヒントになってるんだけど)さっき言ったみたいに視野が狭くなって、オーバーワークに繋がりやすくなる。

 

 

だから、調子がいい時ほど、せっせと思わず気持ちを休めるんだと言い聞かせている。

視野が広がってくると、不思議と周りのことではなくて、自分の目的のことを考えられるようになる。

 

 

だから、オンとオフははっきり区別させておきたい。

 

 

まあ、オチがこれでいいのか分からないけど、

何事も楽しければ続くので、不安とかは気にせず、走ることもプロジェクトもワクワクすることが大事。